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シネマ2011下半期 Archive
シネマ2011下半期
- 2008-10-27 (Mon)
- シネマ2011下半期

「 無言歌 」 ( 2010香港・仏・ベルギー )
無限に広がる不毛の大地。砂と風舞う辺境に吹き荒れる、毛オヂサンの粛清の嵐!
共産党に 「 右派 」 と目された人々が水のよおな粥をすすり、一人また一人と土に環る。
ナチが鉄の暴力なら、ここは 「 真綿の暴力 」 。彼らは絶対放置され、ゆるやかに人でなくなる。
ドラマがない。登場人物さえ区別できない。慟哭、ため息、死神に語る声。本国では上映禁止の秀作。

「 聨合艦隊司令長官 山本五十六 」 ( 2011 「 山本五十六 」 製作委員会 )
東亜新秩序の何たるかも理解せず、英米におもねり屈する国賊山本五十六 ( いそろく ) 。
右翼に狙われてた彼が、真珠湾攻撃という 「 据えもの切り 」 で一躍英雄になっちゃった!
閉塞感漂う社会では、人々は1+1の先に夢を見るの。 「 2 」 なんて言ったら命モンですわ。
我々は彼を誇るべきなの? 恥ずかしむべきなの? 忘れる? 日本人それが一番得意ね。


「 夜の大捜査線 」 ( 1967米 )
ディープサウス ( 米深南部 ) の熱帯夜。路上に転がる有力者の死体。肌の色だけで
容疑者にされた黒ンボ野郎、実は北部の敏腕刑事。こいつはヤヴァいねホットだね。住民の
あからさまな嫌悪。リンチ寸前の彼を救ったのはコチコチの差別感情を押し殺し捜査への
協力を依頼した警察署長だった・・・。人の心は闇、でもそこは絶対零度じゃないよ。


「 ミッション : インポッシブル / ゴースト ・ プロトコル 」 ( 2011米 )
やんちゃを封印、良い子のトム君。今回のミッションは 「 核弾頭を阻止せよ! 」 。核戦争が
平和をもたらす ( 広島長崎が実例 ) と確信するマッドサイエンティストが、発射コードを奪い
ボタンを押してさあ大変。トム君とその仲間は地球を救えるの? クレムリンを爆破されるロシア。
中古衛星を仲介するインド。この辺り現実の力関係ママやね。CG多用で軽いけど、退屈しない。

「 真夜中のカーボーイ 」 ( 1969米 )
魔都ニューヨーク。堕落する権利さえ保障される約束の地。テキサスの片田舎からやってきた
ジゴロ志望のトッポイ青年。有閑マダムを釣るはずがホモ紳士をあてがわれ・・。敗者が敗者を嗤う、
そこに生まれる奇妙な友情。嗤った相手に座り込まれたら、助ける他にしようがないじゃないか。
メカのにおいでいっぱいの近ごろのハリウッド映画とは一線を画すニューシネマの代表作。


「 タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 」 ( 2011米 )
400年前、数々の財宝とともに海に消えたユニコーン号。秘密をつかんだ少年記者と愛犬が、
未曾有の冒険に出発する。お約束の悪党、脱出、墜落、前髪を立てた小僧の饒舌。一瞬で優劣が
入れ替わるどんでん返しの洪水は逆に興ざめ。CGだから何でもできる、だから何でもしちゃった映画。

「 卒業 」 ( 1967米 )
屠殺場へ引かれて行く牛が逃げた。彼は十字路で立ちすくむ。どこにも行き場が無いんだなあ。
未来を嘱望されたエリート青年が定められた運命を呪い、女友達の母親と肉体関係を持ってしまう。
そおとは知らない両親の勧めで女友達とデートするも、嫌われるつもりが一目ぼれ。四面楚歌の中、
彼の決意とは? 教会でのラストシーン、日本では真似しないでね。区役所か市役所へどおぞ。


「 マネーボール 」 ( 2011米 )
貧乏球団アスレチックスから主力3人がFA宣言! 彼らの穴を埋めるべく熱血GMが
採用したのは、確率と統計重視の 「 セイバーメトリクス 」 理論。やがてチームは
連戦連勝・・・。現在進行形の実話が下地故、歯切れの悪さと新味に欠ける演出が
作品を大味にしてる。役に恵まれないのか、本来大根なのか、ブラピ君老けたなあ。

「 汚れなき悪戯 」 ( 1955スペイン )
戦渦で荒れた寒村に、3人の修道士がやって来た。彼らと村人は力を合わせ立派な修道院を
建設する。ある朝門前に生まれたばかりの赤子が! 慈悲と恩寵に包まれ彼はすくすく成長するも、
「 天国のママに会いたい! 」 という願いを聞き届けた屋根裏のキリスト像は奇跡の御業を・・・。
人は無垢なるものとして生まれ、汚辱となりて死する。子供は神様からの贈り物。大事にしよおね。

「 東京オアシス 」 ( 2011オアシス計画 )
「 かもめ食堂 」 や 「 マザーウォーター 」 を手掛けたスタッフにより製作されたんだって。
主人公 ( 小林聡美 ) が、レタスを運ぶ青年、小劇場の支配人、万年浪人生と出会い、空疎な
会話に終始する心温まらない酸欠ムービー。嘘でもいいから人を描いてよ。元ダンナの映画の勝ち。

「 ステキな金縛り 」 ( 2011フジテレビ ・ 東宝 )
妻殺しの容疑者を担当する三流弁護士。彼女が連れてきた証人は落ち武者の幽霊だった!
敏腕検察官、とぼけた裁判長、どこか憎めない面々が法廷をザッツエンタテイメントに変える。
2時間22分ダレ場無しとしない。しっかしジミ~な法廷劇をここまで引っ張る力はブラボー!
泣きたい人にはやや当て外れ。よくよく考えて、副題を 「 ステキな西田敏行 」 としたい。


「 ツーリスト 」 ( 2010米 )
水の都ベニスを訪れた傷心の数学教師が謎の美女と出会い殺し屋に追われる羽目に!
今が旬のジョニー・デップと、盛りを過ぎたアンジェリーナ・ジョリーがインスタントな恋を熱演。
真の主役は猫の目展開について行けないダメ警部で、手柄を焦った挙句部下からはバカにされ
指揮権は取り上げられ容疑者も取り逃がす。永遠の引き立て役、現実世界にもいるよねそんな人。

「 第9地区 」 ( 2009ニュージーランド )
見るもおぞましいエビ型エイリアンはなぜニューヨークでもパリでもなく、混沌のヨハネスブルグに
降り立ったのか? なぜならそこは人が人を差別し隔離する、地球上で最も醜い汚泥槽だから。
リーダーを亡くし衆愚化したエイリアン。管理と搾取に明け暮れる人間。ナヴィも真っ青のグロゆえ
異星間生殖もありえない展開で、絆となるのはエビ星人の子供。これがまたブサイコなんだ!

「 禁じられた遊び 」 ( 1952仏 )
ドイツ軍の機銃掃射で両親を亡くした少女が近くの農家に拾われ、その家の少年と心を
通わせるも施設に送られてしまうまでの淡く短いエピソード。死んだ愛犬を悼み共同墓地から
十字架を盗むのは 「 禁じられた遊び 」 。でも本当に禁じられるべきは何? という映画。

「 キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争 」 ( 2010米豪 )
世界征服を企む悪ネコを、警察犬失格のダメ犬が敏腕エージェントネコとおしゃべり鳩の
力を借りて退治する勧善懲悪肉球ムービー。続編らしいけど、そんなシリーズあったっけ?
随所にハリウッド映画のパロディがちりばめられて、元ネタ知らんからワカラン。あ~退屈。

「 グエムルー漢江の怪物 」 ( 2006韓国 )
ソウル市内を流れる大河漢江 ( ハンガン ) 。廃棄した大量の劇薬が元で人を捕食する
エイリアン似の水生怪獣が誕生。一人娘をさらわれた父カンドゥは一家総出で救出に乗り出す。
消化した大量の人骨を吐き出すグロさ。最後まで望みを捨てず戦う娘の澄んだ瞳。真剣に
なればなるほど絵にならない主人公の愛しさ。フツーの家族vs怪獣の顛末やいかに?


「 アレクサンドリア 」 ( 2009スペイン )
栄華を極めるエジプトの大都アレクサンドリア。70万冊の蔵書を誇る大図書館で、
名声と美貌をほしいままにする彼女は同時に格好のいけにえでもあった。真理の
探求のみを天命とする若き女性哲学者。民衆の悲哀とは全く無縁な学問の守護者。
未完の研究とともに葬られるは歴史の必然。宗教の真理はひとつ、 「 人よ滅びよ 」 。

「 シェーン 」 ( 1953米 )
原始共同体の息づく未開の西部に、法と権利で武装した北部人がやって来た。彼らは流れ者
( シェーン ) を味方につけ、新天地に資本主義をもたらす最初のクルセイダー ( 十字軍 )
となるのであった。ラストシーンでのシェーン死亡説? 問題じゃない。彼を含め、時代遅れの
ガンマンは既に死んだの。矢吹ジョーなの。天才子役を含めキャストの大仰な演技が鼻につく。

「 ツレがうつになりまして。 」 ( 2011 「 ツレがうつになりまして。 」 製作委員会 )
売れない女流漫画家の " ツレ " がうつ病になっちゃった! 実話に基づいた心温まる夫婦愛+
カメとイグアナの物語。うつになった原因ではなく、意味を問うことで、周囲も成長してゆけるんだと
柔らかく説く。 「 神様のカルテ 」 と同じく宮崎あおいが ” 妻ハル ” を好演。偶然だってさ。


「 猿の惑星 創世記 ( ジェネシス ) 」 ( 2011米 )
SF映画の金字塔 「 猿の惑星 」 シリーズ最新作。なぜ人類は滅びたのか?
新薬の実験段階で想定外の知性を獲得した猿が人間に取って代わる。下位種族に
「 NO 」 を突きつけられた狼狽と驚愕。安易な共感など吹っ飛んでしまうほど歯をむき
襲い掛かるお猿が怖い! 文明批評を捨てエンタテイメントに徹したところが評価の分かれ目。


「 エンディングノート 」 ( 2011 「 エンディングノート 」 製作委員会 )
” 美しく撮る ” のは表現者の業。この映画は、死期の迫った元企業戦士を、実の娘が
臆面もなく美しく記録した家庭内ライブラリ。 「 式場の下見をする 」 「 洗礼を受ける 」
「 気合を入れて孫と遊ぶ 」。彼の最後の課題は 「 妻に ( 初めて ) 愛してると言う 」 。
人はひとりで死ぬのかと思ってたけど、違ったよ。家族で逝くの。みんなで船をこぐの。

「 荒野の七人 」 ( 1960米 )
KUROSAWA へのオマージュ。強盗団に蹂躙されてスカンピンの寒村が、なけなしの
全財産をはたいて7人の腕利きを雇った! ユル・ブリンナー、ジェームズ・コバーン、
スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、鳥肌ものの豪華スターが撃って撃って
撃ちまくる! 最後に勝ったのは農民? 違うね、愛だよ。アディオス。



「 荒野の用心棒 」 ( 1964伊 )
荒野のド真ん中に、チビ猫一家とデブ猫一家が治める町がありました。ふらりと現われたのが
「 クリ猫 」 。彼はお互いの反目を利用して悪党共の最後の一人にまで引導を渡すのでした。
アーメン。黒澤映画を下地としたマカロニ ・ ウェスタンの傑作はVAN世代のおじさんで一杯。


「 フレンチ ・ コネクション 」 ( 1971米 )
こりゃ乾いてる。ペラペラに乾いてる。アメリカの良心を体現しない男、ジーン ・ ハックマン。
歩く男根、ハックマン。彼演じるNY市警のベテラン刑事は、相棒と組んで麻薬取引に関する
巨悪を、荒っぽいやり方で追い詰めていく。先住民族を蹴散らしおっ建てた摩天楼を背景に、
殺る方も殺られる方もブラザーに見えるから不思議だ。


「 グラン ・ トリノ 」 ( 2008米 )
頑迷な差別主義者。息子たちも寄り付かない退役軍人。隣に越してきた東洋人一家は
あるトラブルを抱えていた。嫌悪が愛情へと変わる中、自らの死期を悟った老人の選択とは?
明快なストーリー、ツボを押さえた展開。フラストレーションの落とし所を心憎いまでに知悉した
イーストウッドの手だれにはあざとささえ感じる。おまけに面白いんだから始末が悪いや。


「 ダーティハリー 」 ( 1971米 )
職務遂行のためには ” やり過ぎる ” 刑事キャラハンが連続殺人犯と命がけのデュエル!
その後多くの類似作を生んだイーストウッドの代表作は、無機質な街を舞台に屈託した連中が
保身のジルバを踊る。マグナムの咆哮は正義の行使か、彼自身の怒りか。「 賭けてみるかい? 」

「 華麗なる賭け 」 ( 1968米 )
あるときはナチ収容所から、あるときは燃え盛るハイタワーから、命知らずの脱出男、マックイーン。
彼を想うと尾てい骨がジンジンする ( ホモじゃないよ ) 。表は実業家、だが裏の顔は銀行強盗。
正体を見破った保険会社の調査員が知らず知らずのうちに彼を

フェイ・ダナウェイの色気、陳腐な話を2人の魅力だけで見せてしまう傲慢。だから映画はオモチロイ。

「 神様のカルテ 」 ( 2011 「 神様のカルテ 」 製作委員会 )
お涙ちょうだいの噴飯物と思ったのに、意外と収穫だったね。有能で繊細な新米医師が、
人の死を通して学んでゆく善人ドラマ。ベテランと若手がかみ合った時チームは最大の力を
発揮すると言うけど、柄本明、加賀まりこの老練に若手の一所懸命が重なって、臨床感あります。
感動の押し売りで胸焼けするよおなひと頃の邦画とは、最近は明らかに変わってきてるみたい。


「 サンセット大通り 」 ( 1950米 )
死者がナレーターを務める 「 私はこうして殺された 」 物の傑作。しがないB級ライターが
借金取りに追われ逃げ込んだ先は、過去の栄光に生きる往年の大女優が住む幽霊屋敷。
謎ありげな執事。富を拒絶できないライター。嫉妬に狂う大女優。三者三様の利害関係が
崩れる時、狂気の引き金が引かれる。何が彼女をそおさせたの? 男のエゴだよ。


「 情婦 」 ( 1957米 )
情婦。ディートリッヒ。意外にも法廷サスペンス。そりゃそおだ原作がクリスティだもの。
未亡人殺しの容疑者。その妻はなぜか夫に不利な証言を。めでたく無罪を勝ち取った
老弁護士に待ち受けていた罠とは? 際立つ個性派俳優陣。エッジの効いたユーモア。
どんでん返しのどんでん返し。迷い無く 「 これを観て映画に惚れた 」 一品。


「 ツリー ・ オブ ・ ライフ 」 ( 2011米 )
専制的な父親の元で息を詰めて成長する兄弟。福音派の説法ビデオとBBCの
ネイチャーフィルムを混ぜたよおなワカラン作品。間断無きサントラ。圧倒の映像美。
観客の批評精神を眠らせ、感応と陶酔のみを要求する。信じよ、されば救われる映画。

「 シベールの日曜日 」 ( 1962仏 )
戦争のトラウマで記憶喪失になった元パイロットが孤独な少女と恋に落ちる・・・。
見巧者の間では評価の高い作品らしいけど、規範にからめとられた前衛なんて、
ある種の狂騒にしか見えない。よおろっぱの憂鬱が全編にみなぎって、あー疲れた。

「 モールス 」 ( 2010米 )
両親は離婚調停中、学校ではイジメっ子の標的。イケてない少年の隣に美少女が越してきた!
「 やられたらやり返すのよ。私が応援するから。 」 二人は急速に接近し、時を同じくして次々と
猟奇殺人が! 新味の無い学園ヴァンパイヤ物なれど、子役二人の透明感のある演技が秀逸。
男は守るものを得て強くなり、女は守られて美しい。もし外観が老婆だったら? そんなヤボはNG。

「 コクリコ坂から 」 ( 2011スタジオジブリ )
坂本九の 「 上を向いて歩こう 」 がヒットした頃、街のどこからでも夕焼けが見えた頃、
旧制高校の面影を残す学園の校舎保存運動を縦糸に、少年と少女の淡い恋模様を描く。
過剰なまでの ” 昭和 ” ノスタルジイ。主人公も認める安手のメロドラマ。そこを面白がれる
かどおか。暗いニュースばかりの中、一服の清涼剤として劇場に足を運ぶ価値はあり。

「 風とともに去りぬ 」 ( 1939米 )
南北戦争当時のジョージアを舞台に、超ワガママな女がワガママの限りを尽くすワガママな映画。
成就しない恋、望まぬ結婚、落剥した彼女の前におヒゲのイケメン。女性のツボを全て押さえた
駅前エステの全身コースみたい。男に逃げられたから田舎に帰ってよく考えるんだって。あっそお。

「 ディア・ハンター 」 ( 1978米 )
ベトナム帰還兵の多くが社会復帰に苦しみ、様々なトラブルを引き起こしたのは、 「 儀式 」 が
無かったからだってね。殺人を担保してくれるはずの国家が戦争に大義を見い出せず、反戦運動の
高まりの中で彼らは 「 報われていない 」 気持ちを強くしたの。この映画は、過酷な体験で身も心も
傷ついた元兵士が、狂気と正気のはざまで友と己を守ろおとする、重たくて悲しくて、美しい作品。



「 さや侍 」 ( 2011 「 さや侍 」 製作委員会 )
ギャグで2時間の長尺が撮れるか? チャプリン始め多くの天才が全霊を懸けた命題に、
当代随一のエンタテイナー松本人志が挑む。不始末を犯したダメ侍が、一日一芸30日で、
笑いを忘れた若殿を首尾よく笑わすことができなければ切腹! ノミが一匹シラミが一匹の
展開を取りつつストーリーで魅せる正攻法。確かな脇役陣でダレ場無し。プロが作った快作。

「 ゴッドファーザー PARTⅡ 」 ( 1974米 )
移民の世界も先着順。英仏に遅れた故下層に甘んじるイタリア系移民の鬱屈と寒々しさを、
クロサワに匹敵する凝り性が災いしてハリウッドに干された奇才コッポラ監督が長尺で描く。
前作に続き続編までアカデミー作品賞に輝いたのは今もこのシリーズのみ。血は血で洗え。

「 さよならをもう一度 」 ( 1961仏米 )
原作はフランソワーズ ・ サガン。巴里を舞台に、女たらしの年上男性と、甘ちゃん御曹司
との間で揺れ動く中年女性。どちらに転んでも相手は母性を求めて来るだけ。さすれば
一途な方を選ぶべきなのに 「 解って! 私は年なの! 」 。 イヴ ・ モンタンの色気。
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