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切り抜き Archive
切り抜きラスト
- 2018-10-30 (Tue)
- 切り抜き

( 山田洋次監督が渥美清を評して )
彼は学校の勉強はできない。でも時々おかしいことをいう。
それがどのくらい人間と人間を結び付けたか。それが人間としての力なんだ。

( ウクレレ漫談家 牧伸二が師匠の牧野周一を語って )
僕も1等車に乗れるようになったころのこと。満員で立っていた僕の風体を見て
車掌が「 2等車へいきなさい 」と怒鳴った。悔しくて「 あの車掌ぶん殴って
やりたかった 」と先生に話すと、 「 オレは芸術家だという気構えでいたら
そんな言葉は出ないはずだ。そんなことを思ってもいかん 」 と涙ながらに
怒られたことは今も忘れない。

( 新聞記事より )
和泉署の調べでは、窃盗容疑で逮捕されたのは市内の無職少年。
自営業者は少年を見つけた際、「 堪忍して。逃がしてほしい 」と
懇願されたが、「 ここで逃げたらもっと悪いことをする。まだ若いんやから
捕まっておいたほうがええ 」と説得。おとなしくなったという。

性行動は本能ではない。出会った人や経験から学ぶ面で文化だ。
満員電車で人に痴漢行為を思いとどまらせるのは家庭や職場の
人間関係を考えたり、犯罪行為だとの自覚があるから。本能が
弱いからやらないのではない。
( 性教育者 山本直英 )

ある時、弁護士会の会議の後の飲み会で私がにこにこ笑いながら
お酌をして回っていたんです。するとある先輩弁護士のところにつぎに
いった時、「 あんたお酌して回るのよしなさい。あんたは酌婦ではない 」
座がしらけてみんなしーんとしました。でも、彼はわたしをしかるような顔をして
周りの人に「 この人をきちんと弁護士として扱ってやれよ 」と宣言してくれた
わけです。弁護士として一本立ちできた忘れられない思い出ですね。
( 弁護士 渥美雅子 )

ハジメ よかった
がっこうに かよった
かよった かよった
ワタシの 一ねんせいは
かっこう よかった
オワリ よかった
かわやに かよった
かよった かよった
ワタシの 九十六 ねんせいは
かわい・・・らしかった
( まどみちお 「 ワタシの 一しょう 」 )
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切り抜き3
- 2018-10-27 (Sat)
- 切り抜き

「 だれでも生まれた時は180度全開の可能性を持っているが、
何もせんでいれば、人生の節目ごとにどんどん閉じてきて、
しまいにはただの棒になるぞ 」( 日野自動車販売社長竹田晃 )

記憶は過去のものではない。それは、すでに過ぎ去ったものの
ことではなく、むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。
( 「 記憶のつくり方 」長田弘 )

もし君が時に落胆することがあったらこの男のことを考えてごらん。
小学校を中退した。田舎の雑貨屋を営んだ。破産した借金を返すのに
15年かかった。妻をめとった。不幸な結婚だった。上院下院に立候補し
2回落選、歴史に残る演説をぶったが聴衆は無関心。新聞には毎日叩かれ
国の半分からは嫌われた。こんな有様にもかかわらず、想像してほしい。
どんなに多くの人々がこの不器用なぶさいくなむっつり者に啓発されたかを。
その男は自分の名前をいとも簡単にサインしていた。A ・ リンカーンと。

小学校3年まではよくできた。ところが4年になって少数の授業が始まり
急に分からなくなってしまった。掛け算や割り算は正確にできているものの
少数点が違うために全部 X になってしまうのである。
「 たかが点の違いくらいまけてくれてもいいじゃないか 」
先生にくってかかったところ、
「 小数点が違うということは大変なことなんだ。お医者さんが
1gの薬を飲ませるのに10gも飲ませたら死んでしまう。
逆に0.1gしか飲ませなかったら治る病気も治らないじゃないか 」
これは小数点の意味大切さが分かり目を輝かせた小学校時代を
述懐した医者の話。

ダルマさんと聞くと学生時代のテストを思い出しますね。
白紙同然の解答用紙の裏に、大きくダルマさんを書きました。
「 あー、手も足も出ない 」
( 故笑福亭仁勇( にゆう )さんのエッセイより )
この項続く
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切り抜き2
- 2018-10-26 (Fri)
- 切り抜き
ある読者さまから昔の記事がよかったとお褒めを頂きました。
よって第二弾を書きたいと思いました。新聞の切り抜きです。
一部略ですがほぼ原文通り引用いたします。

私は映画から三つのスローガンをもらっている。
『 苦労こい 』 苦労から逃げても人間には苦労というものが
必ずあるんだから、むしろ「 こい、こい 」とこちらから手を出して
その苦労を食べてしまえ、するともっと丈夫になるよ。
『 他人歓迎 』 人を他人と思うと愛が生まれない。むしろ意味もなく
敵と思ったりしてしまう。人間には他人はない。
『 わたくしはまだかつてきらいな人に会ったことがない 』
この言葉が私を若くする。イヤな人はやっぱりみんなにいやがられている。
その人のいいところを見つけ、両手で迎えてやろう。いやがられている人は
みんな孤独だ。そんな人ほど愛にかつえている。
読者のみなさんはこの一年なにをなさったか、みんなと仲よくした、
それが一番立派なことだよ。 ( 淀川長治「 私の履歴書 」より )

青森へ講演にいき、その後の宴席のことです。
「 まあどおぞ 」といいながら徳利を持ち上げた。ひと滴も出てこなかった。
「 あら、ごめんさない 」と謝ると、「 いえ 」といいながらその人は
さかずきを口に近づけ、いっきに飲み干すようなしぐさをした。そして静かに
優しい声で「 ありがとうございました 」 何とあたたかな人でしょう。
その方はお酒ではなく、私のこころをさかずきで飲んでくれたのです。
( コミュニケーションアドバイザー宮内叔子 )

人間は奮闘しなくてはいけない。人の百倍奮闘しなさい。そうすれば
人は人間としての種の保存の本能から、奮闘する人を愛します。
( 女優檀ふみさんのお父さんの人生訓 )

薩摩焼宗家十四代沈壽官氏が韓国朴大統領に尋ねて
「 貴国の博物館を拝見したがなぜか刀槍がない。
日本の博物館には日本刀が飾ってありますが 」
「 面白いことを質問する人だね。どんなに美しくても
人を殺す道具は『 美 』ではないぞ 」

女の子を持つお母さん、勇気をもって娘に言おう。アバズレとは
たくさんの性関係を持つことではなく、好きな人とのセックスも、
そうでない相手とのセックスも、快不快にさほど大差のない
まひした生理状態を言うのだと。 ( 作家高樹のぶ子 )
この項続く
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