４月２７日

　　　

　　　　　　南北首脳会談で緊張緩和ムードが高まる中、



たっちゃんに逢った。以前も書いたけど彼は肝硬変が肝がんに

移行するツラい年月を乗り越えたサバイバーなんだ。実はワイは

Ｂ型肝炎で、最初判ったのが医療関係の面接。血液検査ではねられた。



たっちゃん曰く、母子感染でないと証明できれば

国から程度によって補償や医療費が出るそお。


　　「　だけど親父はへその緒捨ててしまいよったんや　」

　　「　かまへんよ。お母さんに直接問い合わせてみ　」




さてここで南北会談や。ワイは常日頃から


　”　人は許すしかできないからいくら許しても許し足りない　”


などとほざいてるが、幼少のワイを理由はどーあれ捨てた母を認める気に

なれない。さりとて怒ってるわけでもない。通りすがりの他人だもの相手は。



チンチン電車は好きやけど夕方の増発でいつもひっかかる。

で、ひとつ会ってみよかと思うんや。姉によると母は感涙系らしく、

さすればたいへん荷厄介。できれば握手で別れたい。５分位でよい。



姉に電話。どーやら母はＢ型肝炎ではない。証明をくれと頼む。

あと、やはりチョー感涙系だって。タオルが数枚要るかもしれない。

で、ワイに妹がいた！　腹違いである。ワイがそれだからエエ歳である。

会うかもしれない。こりゃおもっころくなってきたぞ！




再生医療でも人の心は再生できない。元通りというが、元通りの原型がない。

新しい布を紡ぐ覚悟をするより仕方ない。１０日に電話くれるそーです。