８月２９日

薄情もんが田舎の街に

あと足で砂ばかけるって言われてさ

出ていくならおまえの身内も住めんよおにしちゃるって言われてさ

　　　　　　　　（　中島みゆき　「　ファイト！　」）



”　なにもない街　”　から逃げてきた女性が言ってた。地獄絵図だって。

女は生まれた土地で鶏のよおに飼われ、子を生み、男にかしずいて死ぬ。

「　大阪行って二度と帰ってこん！　」「　なら今ここで殺しちゃる！　」



西原理恵子氏曰く田舎の高知では街一番の美人は街一番のワルと寝て

１６で妊娠。そんなふるさとを嫌悪した。何としても東京へ出たかった。

東京、ってそおいう憧れや切望や、恨みも込めての　”　東京　”　なんだ。



そんな彼女が帰ります。よい思い出のない父が亡くなり、

ただひとり彼女を後押ししてくれた母が老いた。


　「　男に生まれたらどおだったろ？　やっぱり父のよおになったかな？　」


たぶんね。


　「　いつでも帰っておいでよ！　」　（　見送りのみんな　）


違うって。君の帰るところはやっぱり生まれたところなんだよ。



二度と逢えない別れの後の弁当は少しマズい。手前のタコ飯は

タコ柔らかいし、駅弁は冷えても美味しく作ってますなァ。千円。




最近節約を忘れてます。ちょっとイカンですね。