春 １０

自死された方を懐かしみ感謝する文面が添えてある。

もし何かできるとしたら、この方の良いところ、楽しかった記憶を心に留め

真摯に悼むだけだと自然に思った。「　悼む人　」の行いは正しかった。



「　ラ ・ ムー　」の総菜が値段の割に美味しい。

イチ推しは揚げ出し豆腐９８円＋税。



１９８円＋税弁当も悪くない。毎日は無理。



芸者（　若尾文子　）と板前の関係を疑うパパさん（　山茶花究　）が見せる一瞬の精気。

骨盤で歩く江波杏子の鋭角的なエロスと凄み。



「　女は二度生まれる　」は川島雄三監督の一転して傑作。

女はいいよなァ男に甘えるだけでメシ食えんだから.。オレも今度生まれる時は

女がいいよと嘆いて見せつつそんな気さらさらない男のエゴで満ち満ちたやっぱり傑作。



ラ・ムーの後に業スー食うとメチャ旨。

鯖の脂の乗りも含め全てがワンランク上ですわ。（　３２８円＋税　）



三角公園でたそがれてると、「　隣いいですか？　」

このロケーションでこーいう御仁はたかりかホモセクシュアルが相場なんだ。案の定

　「　財布落としてしまって。３千円かしてくれん？　」

釜で３千円とは大きく出たね。「　炊き出し何曜日か知ってる？　」「　知らん　」

ジモティじゃないなコイツ。相手にしないと横の黄ジャンバーに移動して断られ、

あげくは公園中声かけとる。誰も貸すわけないやん。



イグアナりんちゃん！　好物はりんご。（　大将は酒　）



「　宿六 ・ 色川武大　」（　色川孝子　）

従妹であり色川夫人だった孝子さんによるインサイドから見た武（　たけ　）ちゃん。

うわーすごいかまってちゃんだし料理さぼって店屋モンにするとむくれてるやん！

大便してもきれいに拭かない？　風呂で体を洗わない？　自分で食った稲荷ずしを

嫁に食われたと来客に言い張る？　小説家の不可欠な要素である噓つきが遺憾なく

発揮される日常だったって笑。陽水に睡眠薬を盛った話。ヤクザが４０人も来た話。

　「　作家は女房の実家の財産を食いつぶすくらいでないと一人前とは言えないんだよ　」

ある意味一番やっかいな相手と組み合ってしまったし、喪失感はひとしおと思う。




大丸の鮭弁当７９９円＋税。ここまで大きな鮭とくさんにはぜーたく過ぎ。