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「 大番 ( 上 ) 」


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獅子文六の最高傑作を 「 娘と私 」 とする傾きもあろうが、断然

「 大番( おおばん ) 」。四国の片田舎で育ったギューちゃんこと

赤羽丑( うし )之助は畑仕事が大嫌い。地元長者の娘にあろうことか

印刷した恋文を手渡す暴挙の末上京、兜町の株屋に住み込んだよお立合い!

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短躯猪首ヤボ丸出しで周囲から軽蔑されるんだよなァ。でも軽蔑される

人間には愛も集まるんだ。おまけに人の機微人情があらわに見れて勉強に

なる。田舎者特有のセンシティビティのなさとここ一番の猪突猛進力で

たちまち財を築いた彼にもどーにもならない弱点が! そお、長者の娘は

大変な美女でその上伯爵夫人。彼女の前でギューちゃんは恐懼し震えるのみ。


 「 そおや、わしア、あのひとの家来にならい。

   あのひとの命令やったら、火の中へでも、飛び込むわい 」


す


勝手に女神にされた伯爵夫人。彼女以外を道具と豪語し放蕩三昧の

ギューちゃん。年上女房代わりのおまき。堅実一路の相方新どん。

周囲を大渦巻に巻きに巻き込んで昭和の快男児はどこへ行くのか?

To be continued !





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