- 2018-08-05
- 旅するイタリア語&古澤さん

今日も今日とて古澤さんは、 ” 魔女の町 ” にやって来た!

考古学者のマルチェッロ教授。
「 伝説があるんですよ。魔女の伝説が 」

568年、ドイツ系ロンゴバルト族がイタリアを侵略。彼らは神聖な
くるみの木の周りで馬に激しい競争をさせる儀式を行った。それが後に
魔女たちの狂乱した踊りへと再解釈される。異なもの=まがまがしいという
万国共通のマインドセットがここでも発動されたのですね。

今では町のマスコット。地元サッカーチームのマークにも描かれています。

「 あ、魔女のカフェ? 」

魔女は陽が沈むと森から人の住む場所へほうきに乗って繰り出す。
そして家の扉から入ってきて悪さをするんだ。

それを防ぐのが、扉の前のほうき。魔女のもってるのより良いほうき。
見つけた魔女は夢中で枝の数を数え、そのうちに夜が明けてしまう。

「 それに、塩( サーレ sale )を置いていたとも言われています 」
「 なぜ塩なんですか? 」
「 塩は健康を象徴し幸運をもたらすとされていたのです 」
塩は人間に欠かせない。サラリー( 給料 )の語源も塩です。

「 じゃあ今から僕たちは魔女を探しに行きます 」
「 Benissimo ! ( それは結構! ) 」
「 美しい魔女ね! 美魔女ね! 」
本当になんなんでしょねこの男たちは?
